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ハーフマニア
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外国人アーティストによる日本人アーティスト曲の外国語カバー集
(一部日本人アーティスト含む)

ほとんどが日本のレコード会社が洋楽アーティストを「日本で売る」ために企画したもの、または日本側のアーティストが海外進出の足がかりとして狙ったものだろうが、中には本当に日本人アーティストに惚れ込んで海外アーティストが自ら演ったものもあるようだ。オリジナルが名曲のものは、どうアレンジしてもどんなアーティストが何語で歌おうがやはり名曲ですねえ。それにしてももう少し海外で売れても良いものだが…。
松任谷由実のカバー集
この手の企画盤はあまり大物が参加しないものだが、これはリタ・クーリッジやらスティーヴン・ビショップやらビッグネームがカバー。パティ・オースティンの『朝陽の中で微笑んで / IN THE MORNING LIGHT』は絶品。
松任谷由実のカバー集2
こちらはマンハッタン・トランスファーやデビッド・サンボーンが参加。ややフュージョンよりかな。
これは3枚組でアイドル曲から演歌からフォークまで凄いボリューム。他にもドラマの主題歌ばかりを集めた英語カバー集などのシリーズがある。ジョージ・デュークら凄腕のアーティストがカバー。『MR.VOCALIST』Mr.BIGのボーカリスト、エリック・マーティンによる日本人女性アーティストのカバー集。物凄く売れたので2・3、クリスマスバージョンなどシリーズ化された。こちらはエリックの「柳の下の泥鰌」を狙った『MS.VOCALIST』。デビー・ギブソンによる男性アーティストのカバー集。因みに彼女は自作自演によるビルボード1位を獲得したアーティストの最年少記録保持者だそうだ。スウェーデンの歌姫リーサによるサザンオールスターズ/桑田佳祐のカバー集。彼女は女優として『沈黙の激突』では、スティーブン・セガール と共演している。
癒しの歌姫ヘイリーによるカバー集。上で紹介したベッティ&クリスの『白い色は恋人の色』、ユーミンの『卒業写真』、『ハナミズキ』『雪の華』など新旧の名曲が歌われている。松田聖子のバラードカバー集。パティ・オースティン、デニース・ウィリアムス、キム・カーンズらこちらも超大物アーティストが参加。今は亡きニコレット・ラーソンの『SWEET MEMORIES』が聴かせどころ。これは珍しいジョニー・ロックによるさだまさしのカバー集。英語バージョンの『関白宣言』『雨宿り』って…色物歌手のアンドリューW.K.によるカバー集!『羞恥心』『リンダリンダ』など乗りのよい選曲で結構聴かせてくれる。中島みゆきのカバー集だがこれもアル・ジャロウ、モーリス・ホワイトら大物ミュージシャンがプレイ。特にジャニス・イアンの歌う『ヘッドライト、テールライト』が素晴らしい出来。小田和正のカバー集。クリストファー・クロス、ボビー・コールドウェルら懐かしいAORの大物歌手がカバー。ハイトーンボイスが特長のクリストファー・クロスの『さよなら』はまさに壺!
TVCMにも使われているフランスの歌姫クレモンティーヌによる日本のアニメ主題歌集!まさかここまでやるとは…これは日本人にはおなじみの『故郷』『夕焼け小焼け』などの童謡や唱歌を英語で歌うという企画盤。童謡集『Gentle Heart-Songs of Japan ジェントルハート-ソングス オブ ジャパン』などシリーズ化されている。英語の詩がちゃんと韻を踏んでて意外としっくりしているので感心しました。つんく本人が監修したモーニング娘の英語カバー集。アイリーン・キャラシーナ・イーストンによる第2弾『カバー・モーニング娘。ハロー!プロジェクト!』もある。スウェーデン出身で日本でも大人気の女性シンガー・メイヤがジブリの映画主題歌を英語でカバーした作品。『君をのせて』はアレンジは違ってもやっぱり名曲だなあ。『ダンシング・シスター』『セクシー・ミュージック』『恋のハッピーデート』などのヒットで知られる英国女性ボーカルグループ、ノーランズによる山口百恵の英語カバー集!アレンジはほぼ原曲通りなのだが『プレイバックPART2』は笑えてしまうゾ。小泉今日子のカバー集も有。Every Little Thing(エヴリ・リトル・シング)のカバー集だが、五十嵐充が自ら企画。LAのミュージシャンたちには簡単な楽譜だけ渡し思い思いにアレンジさせたものだそうだ。
竹内まりやのカバー集
こちらもリタ・クーリッジやオリビア・ニュートン・ジョンなど大物アーティストが参加。第2弾も有る。
これは左の旦那、山下達郎のカバー集。映画音楽家ジョン・ウィリアムズの息子でTOTOのボーカルだったジョセフ・ウィリアムズなどさすが通好みの人選。今井美樹のカバー集。そもそも「癒し系」の今井の歌をさらに「癒し」風にアレンジした感じ。高橋真梨子の曲をあの超大物歌手ロバータ・フラックが自らアレンジ・カバーしたアルバム。これなら十分米本国でも通用しそうなもんだが。チャゲ&飛鳥のカバー集。リチャード・マークス、ボーイ・ジョージなどこちらもビッグ・ネームがカバー。平井賢の楽曲をブラジルのミュージシャンがボサノバでアレンジしたカバー集。『JAZZで聴く』シリーズもある。因みにJAZZで聴くシリーズには『松任谷由実』『桑田佳祐』『小田和正』『宇多田ヒカル』『ドリカム』『井上陽水』など多数。
日本のCMにも起用されたほど絶大な人気を誇ったソプラノ歌手キャスリーン・バトルの日本歌曲集。コントラバスの第一人者ゲイリー・カーによる日本の名曲集。チェロか?と間違えるほどの表現力には驚愕!第2作は歌謡曲も集めた『見上げてごらん夜の星を~日本のうたII』。これも日本人の心を揺さぶる選曲でどれも絶品の出来。 こちらはチェロの第一人者で、日本でも抜群の人気のヨーヨー・マによる日本の歌曲集。日本の琴奏者などと協演した作品。クラシックの名曲などをジャズにアレンジし人気を集めているヨーロピアン・ジャズ・トリオによる日本の歌謡曲集。『秋桜』などこれも選曲が抜群。『与作』がジャズの名曲風になっているのには絶句。別のアルバム『祈り~春の海』には宮城道雄の『春の海』と『故郷』が収録されている。 「紅白出場歌手」スーザン・ボイルのデビューアルバム。日本盤ボーナストラックは英語版『翼をください』が収録されている。また2ndアルバム『ザ・ギフト~夢の贈りもの』には『ひこうき雲』(これまた逸品!)、3rd『誰かが私を見つめている』には『上を向いて歩こう』も。 メゾ・ソプラノ、ブリジット・バレーズによる作品集。『荒城の月』などこれも日本人にはお馴染みの名曲がフランス語に翻訳されて歌われているアルバム。というわけでどれも真面目に聴けば聴けるが何だか笑っちまうのは僕だけ??
黒人コーラスグループ、ボーイズUメンによるJPOPカバー&洋楽カバー集。『WILL(中島美嘉)』、『ここにしか咲かない花(コブクロ)』など。彼らほどの大御所でもこれをやるのかって、それが驚き。 拙著『ハーフマニア』P36に書いた日米ハーフ、BENIによる英語カバー集。『桜坂(福山雅治)』『ロビンソン(スピッツ)』など男性アーティストの歌をカバー。 豪生まれ、ロサンゼルス在住の中国系シンガーだが、オリコン1位、レコチョク1位などを記録し日本で大ブレーク中のアーティスト。というか英語版カバー専用歌手みたいなシェネルのカバー集。『ベイビー・アイラブユー(TEE)』が有名だが、同様のカバー集を数枚リリースしている。 GILLEは日本人女性アーティストだが、わざと外国人を装って、「邦楽の英語版カバー専用歌手?」として君臨している。最近になって正体を現し(笑)、Youtubeなどで顔を見せるようになった。この人も『I AM GILLE.2、3』と数枚のアルバムがある。 角松敏生自らプロデュース、ブレット・レイモンド、ギターのバズ・フェイテン、元スターシップのミッキー・トーマスら西海岸の有名アーティストがカヴァーしたアルバム。バラード集もある。角松敏生は80年代を席巻した日本のAORの第一人者。僕のような洋楽マニアを唸らせた、天才的アーティストだが、「通」過ぎたからかタツローやユーミンほどのビッグネームにならなかったのが悔しい。。 キャロル・セラによるユーミンカバー集。セラはフランスの女性シンガーで、かなり前からユーミンのフランス語カバーを歌っているのだが、この人もまた邦楽カバー専門アーティストのひとりのようだ。でもユーミンの曲がフレンチポップス風にアレンジされさらにお洒落になっている。
外国曲に描かれた日本とは!?日本を歌った外国曲
パート1パート2パート3パート4パート5

参考書一覧

参考書パート2

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外国人が見る日本と日本人(前編)

特集:
外国人が見る日本と日本人(後編)

参考書パート4

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