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トンデモ日本とは。<建国したのは宇宙人か?>

外国から見た日本の姿が変なのはまだ理解できるのだが、日本人が描くトンデモない日本というのがまたたくさんあって、僕はこれも大好きでしょうがないのです。あのトンデモ学会が発足する前は、僕はそういう類の本を「与太本」と勝手に呼んでいて、80年代から片っ端から読んでいた。きっかけはノストラダムス本の五島勉氏の本でしたね(そういう人多いのでは?)。が、とにかくこの手の本あるわあるわ。特に歴史ものがタンマリありまして、しかもまだまだ毎年出版されているのです。というわけでここではほんの一部紹介します!
古代、日本が人類の最初の文明を築いた!
おおよその内容:
超古代の日本は、神=宇宙人と交流し、現代の文明を遥かにしのぐ科学を持っていた。文字や言語はもちろん、錆びない金属や離れたところとコミュニケーションできる機械や、空を飛ぶ乗り物を持ち、世界中を旅していた。技術だけでなく、高い思想や文化を持ち、世界を支配していた。
漢字は日本が生んだ文字をアレンジしてできたものである。
また、モーゼ、釈迦、孔子、キリストらの聖人は若い頃の履歴が不詳だが、実は皆日本で修行を積んでいたのだ。しかし、天変地異により古代日本文明はすべて失われてしまった。その失われた文明の名残りが後に「ムー大陸伝説」や、「ノアの箱舟伝説」として世界で語られるようになった。また、日本のあちこちに残るピラミッドはその遺跡である。

●共通しているのは概ね「古代においては日本が世界の中心であった」ということ、「現在の天皇家は世界を支配した流派である」ことなど。しかし、これらの説のほとんどは、考古学的・物理的な証拠を無視した謎の古文書類(多くは後世の偽書)を参考にしているので信憑性が著しく低いのだが、著者たちはもの凄く「想像力」と「創造力」が強く、独特の解釈で「超古代日本ワールド」を繰り広げてくれている。
だいたいは『竹内文書』、『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』、『秀真伝(ホツマツタヱ)』などの有名な謎の古文書を参考にしているが、聖書とか中国の史書や古事記・日本書紀を強引に「裏読み」しているものもある。世界の四大聖人はもとより、何故か超文明を持つ古代人、異星人、地底人が登場、ひどいのになると天狗や河童、鬼まで現れて重要人物に接触し知恵を授けてくれる。もはやお伽噺ワールドである。

●僕の好きな五島勉の『幻の超古代帝国 アスカ』は少し上のような説とは違うのだが、インドのアスカという地にあった超文明人が日本に渡って来て奈良に落ち着き、飛鳥に新しい超文明を築く。だから「飛ぶ鳥」と書くのにアスカと読む不思議な言葉の謎が解けるというもの。さらにこの超文明人は北上し、アラスカを経て(「アラスカ」も「アスカ」から)、アメリカ大陸へ渡り、メキシコでアステカ(もちろんこれも「アスカ」から)文明を築く。そしてまたさらにペルーのナスカを最終到達地に選び、再び文明を築く。ナスカとは「もはやアスカでない」という否定のNをアスカに付けたという。いや〜時系列や言語を全く無視した壮大なスケールにクラクラしますね。この本はもうとうの昔に廃刊なので貴重本ですがぜひ皆様にも読んでもらいたいものです。
幻の超古代帝国アスカ―ついに発見された人類最古の地球文明

超科学書「カタカムナ」の謎

超ニッポン古代文明の謎

モーゼの裏十誡/太古日本のピラミッド

封印された日本(ヤマト)創世の真実

『竹内文書』と月の先住宇宙人

超古代日本の神ながら正統史

驚嘆の日本列島史

「超新論」古史古伝



日本史をちっとも分かってない人は洗脳されてしまうかもしれませんが、YUNIOSHIは一切関知しませんので、各自十分ご注意してお読みください。因みにあのオウム真理教の皆様は「ノストラダムス」を五島氏の本で読んで信じていらっしゃったとのことです。
ユダヤ人が日本の大和朝廷を築いた!
おおよその内容:
古代イスラエルがアッシリアによって滅ぼされ、バラバラになったユダヤ人のいくつかの部族のうち、行方が分からなくなった、いわゆる「失われた十部族(十支族)」はインド・中国を経て古代日本に渡って来ていた!「天孫降臨」とはこのユダヤ人グループが大挙して来日し、土着の弥生人を支配した史実なのである(古事記の「国譲り」はこれを描いた)。だから大和王朝はこのユダヤ人たちの築いた王族である。
天皇家につたわる三種の神器は秘宝で一切公開されたことがないが、実は古代ヘブライ語の祈りの言葉や印が刻まれている。伊勢神宮など古い神社の篭目紋がダビデの星であり、「かごめかごめ」の謎の歌詞はイスラエル語で読み解けるのはこうした史実によってすべて解明できる。祇園祭=シオン祭(同じ7月17日)、天皇(スメラミコト)=サマリアの大王、山伏の服装など日本とユダヤを結ぶ証拠はいくらでもある。
今、手元に千円札を持っている人は、裏の富士山を見て欲しい。湖に映った富士山をひっくり返して見ると、とても富士山には見えない。実はこの山はかのシナイ山を描いたものなのだ。これは今なお日本の経済もユダヤによって支配されているという証拠である。なお、青森県戸来(へらい)村にはキリストの墓があるが、キリストは日本にやって来てここで死んだのである。因みに「戸来」=ヘブライである。

●日本=ユダヤ同祖伝説というのは実はかなり古くから指摘されている。確かに偶然の一致とは言い切れないくらい多くの一致した事象があることは否めないが、ユダヤの教えやキリスト教が景教などの形で相当古くに中国・朝鮮経由(渡来人から)日本に渡って来ている事実もあるので、それらが適当に日本古来の宗教と混ざってアレンジされたものだと考えるのが妥当だろう。
僕は、信仰が篤くて他の宗教とは妥協を許さないユダヤ人が簡単に新しい宗教を築くわけないと思っているので、もし仮に十部族が来たのだとしたら日本風にアレンジなどせず、もっとストレートな形でユダヤ教を広め、その証拠があるはずだと考えてます。
だいたい天皇以外誰も見たことがないとされる三種の神器にヘブライ語があるってどうしてわかったんだろう?歴代の天皇の誰かがバラしたとでもいうのか?
十戒を授かったとされるシナイ山も今なおどの山か断定されていないので、絵に描きようがない(想像で描くしかないのでこれだ!と言えないはず)。
まあ、だいたい「ユダヤ人が世界を征服してる」んだっていう説は世界中で根強い人気があり、出版されるとだいたいベストセラーになるからその手の本はゴマンと出版されているので、それに便乗しているような気もしないではない。
因みにユダヤ人だったアインシュタインが日本について語った有名な言葉は以下。
「この世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でなくてはならぬ。
 世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。
 それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。
 われわれは神に感謝する。
 われわれに日本という尊い国をつくっておいてくれたことを。

これも謎の予言としてこの手の伝説のネタとしてよく使われている(真偽は不明)。本当だとしてもこれは来日した時(来る直前に船上でノーベル賞受賞の知らせを聞いた)、あまりの歓迎ぶりに感激した氏が半分お世辞で述べたものかもしれない。

↑世界中の物理学者は皆これを買って神棚に飾っているらしい。(本当)


聖書に隠された日本・ユダヤ封印の古代史

日本書紀と日本語のユダヤ起源

封印された古代日本のユダヤ

日本とユダヤ/魂の隠された絆

天皇家とイスラエル十支族の真実

「超図説」日本固有文明の謎はユダヤで解ける
↑この本が一番「図」があって面白かった。

漫画は多数あるが小池一夫原作・池上遼一画の赤い鳩アピル1 幕末の方舟編(1)が…

日本人とユダヤ人

日本とユダヤ謎の三千年史―原典日ユ同祖論

古代日本、ユダヤ人渡来伝説

驚くほど似ている日本人とユダヤ人

失われた原始キリスト教徒「秦氏」の謎

日本書紀と日本語のユダヤ起源

日本とユダヤ/魂の隠された絆―日本人の霊力を呼び覚ますユダヤ人の叡智!

タイトルが皆似ていて区別つかんわい。
卑弥呼は超能力者だった!
おおよその内容:
シャーマンでもあった女王卑弥呼は超能力を持って人心を捉え、国民すべてを支配した。不思議な力で予言を的中させ、次々と奇跡を起こしたため、人民は彼女を敬い、かつ恐れた。この不思議な力こそ、宇宙人(あるいはムー大陸の生き残り)から与えられたパワーである。

●卑弥呼については『魏志倭人伝』や『三国史記』など中国・朝鮮の史書にほんの数行の著述があるだけで、日本の史書にも詳細がない。『日本書紀』に書かれた神功皇后とする説や、『古事記』のアマテラスとする説、九州の一部族にすぎないという説も日本の歴史家らによって唱えられて来た。
そもそも未だ邪馬台国の場所が特定できておらず考古学的な証拠が無い以上、当時の日本の様子は上記の書から推測するしかなく、従っていくらでも「物語」が創造できてしまう。
横光利一の『日輪』や篠田正浩の映画『卑弥呼』や手塚治虫の『火の鳥・黎明編』など優れた「古代ロマン・フィクション」も多数ある。SFにしちまえば何でもありなので、右に挙げたもの以外にコミックがこれもざくざくとありますね。
邪馬台国の存在場所についてはそれぞれが根拠はあるが、関西出身の学者は畿内説、九州出身の学者は九州説を唱えがち。吉野ヶ里遺跡の発掘によって九州説が勢いづいたが、最近になって三角縁神獣鏡が関西で大量に発掘されたり、古くから卑弥呼の墓といわれる箸墓古墳(共に奈良)の研究が進んでおり、現在は関西説も盛り上がっていて五分五分というところか。
女王卑弥呼の超予言

邪馬台国の謎と逆転日本列島

卑弥呼はふたりいた

卑弥呼 篠田正浩監督

日輪・春は馬車に乗って 横光利一

火の鳥 1 黎明編 手塚治虫

卑弥呼を描く小説などは
虎尾幹司の夢追いて卑弥呼

黒岩重吾の鬼道の女王 卑弥呼

安西篤子の卑弥呼狂乱

安彦良和のナムジ 大国主

寺島優原作・藤原カムイ画の雷火

2008年には吉永小百合主演の映画『まぼろしの邪馬台国』(宮崎康平原作)が公開される予定。全盲の研究家宮崎康平の物語。
聖徳太子は宇宙人だった!
おおよその内容:
母・間人皇女の救世観音が胎内に入り、皇子を身籠もった。それが聖徳太子である。太子は厩(馬屋)で生まれ、幼い頃より超人的な聡明さを見せ、10人の願いを一度に聞いたので豊聡耳(とよとみみ)の名がついた。
法隆寺は太子が建てたハイテク情報基地で、いたるところに謎の暗号が隠されている。
太子は法隆寺の夢殿に篭って千年に渡る日本の未来を描いた不思議な予言書を書いた。
また、太子は法隆寺のある斑鳩と宮のある飛鳥の間(約20キロ)を毎日空を飛ぶ馬に乗って往復した。
斑鳩寺には聖徳太子が愛用したという地球儀が残されており、まだ地球が球体であることすら分かっていなかった時代に、ユーラシア大陸はもちろん、アメリカ大陸や南極大陸まで描かれている。これこそ太子が宇宙人と交流した証拠である。

●これも景教の影響ではないかと思われる、キリスト教の影響がある(妊娠の予言と厩で生まれたなどイエスとの奇妙な一致など)。それに数々起こした奇跡などは、太子の優れた能力を驚嘆してデフォルメされたものだろう。
中には太子は実在しなかったという説まであって、彼は「歴史上都合の良いように解釈するために創作されたキャラクター」であるという。これは当時の権力者だった蘇我氏・物部氏両豪族など、外交政策上「架空の人物の方が得をする」人がいたからであろう。
もし実在しなかったとすれば、日本史上最高の架空キャラクターではないだろか。どちらにせよ、奇跡あり・悲劇あり・政治的功績あり・宗教・思想に大きな足跡を残した魅力的な人物であることは間違いない。
因みに法隆寺夢殿は太子の死後、太子の霊を祀るために建てられた。だから本人が中に入って何かをしたというのは有り得ない。地球儀はもちろん後世に作られた贋作であることが判明している。


聖徳太子はいなかった

聖徳太子の大預言

聖徳太子は三度死す

飛鳥の謎

聖徳太子の「日本が沈む日」

世界遺産飛鳥・法隆寺の謎

聖徳太子の「秘文」開封―未来記と未然記


フィクションの傑作はやっぱりこれ。
源義経はジンギス・カン(チンギス・ハーン)だった!
おおよその内容:
義経は兄源頼朝が差し向けた兵から逃れ、平泉を脱出、北海道に渡って、アイヌの王になる。そしてさらに日本海を越えて大陸に渡った。そこでもかつて平氏と戦った時のような優れた戦術を次々と発揮し、モンゴルの多くの部族・家来を得て大きな王となっていく。そして遂にはモンゴル全土と中国、中東、ヨーロッパまで征服し、世界史上に残る巨大王朝、元を成立させる。
義経はジンギス・カンと名乗り(源義経を音読みしたゲンギケイが訛った)、栄華を極めた
義経=ジンギス・カンの証拠も数多く存在している。水戸黄門でおなじみ徳川光圀公の命で水戸藩が編纂した『大日本史』には「義経は死なず、逃れた」ことが明記されている。
元の紋章は笹竜胆(ささりんどう)であり、これは源氏の紋章である。
ウラジオストク近郊に残されていた石碑にははっきりと「ジンギス・カンは義経である」と刻まれていた。ジンギス・カンが作ったモンゴル文字には日本語がある。
ジンギス・カンは生涯「九」という数字にこだわった。もちろん「九郎判官」だからである。また、後に中国に成立した「清」は「清和源氏」から一字を取られた。これは清の皇帝が義経の子孫なので当然のことである。元寇はジンギス・カンの子孫による日本への復讐だったなど。

●僕はこの説を高木彬光の『成吉思汗の秘密』という本(小説という形で、いろいろな証拠を挙げている)で初めて知った。高校生の頃である。まだそんなに日本史も世界史も知識が無い歳だったが、読んでいてあれれ??これって変じゃない?と思うところがたくさんあった。ほとんど「力技」にしか思えない二人の人物間の「一致」がこれでもかっと堂々と述べられているのだ。
いろいろ読んでいると、この同一人物説は本来なら鎌倉末期〜室町時代に起こりそうなものなのに、なぜか江戸時代に入ってから急に流行しだしたようである。そこにいわゆる、「判官びいき」に対する日本人の心情が込められているような気がしてならない。読み物や能や歌舞伎で演じられる「美男で天才的な剣士・戦略家」にして「悲劇のヒーロー」=源義経の姿が庶民に持てはやされる時期と一致しているからだ。
また、幕末から明治以降もまたこの説が再燃する。これは大日本帝国が目指した大陸征服戦略を正当化するためのプロパガンダとして広められた可能性が高いと思う。だから数々の「一致」は実は後世に捏造されたものが数多くあるようだ。しかし、僕はこれは他の伝説と違ってスケールが大きいし、宇宙人とか荒唐無稽なものが出てこない分、とても楽しいロマンだと思っている。


義経伝説をつくった男

新ジンギスカンの謎

義経伝説と日本人

義経の謎

津軽海峡を渡った義経

その他伝説の人物・奇書など。
天海=明智光秀説
開府したばかりの江戸に突如現れ、徳川家康の信任を得て、江戸城を守るために寛永寺などを建て幕府に尽くした天海(慈眼大師)という老いた僧侶がいた。初めて謁見したはずの家康が天海を見るなりニヤっと笑い、まるで旧友のように話し合ったという話から、天海は実は生き延びた明智光秀であったという説がある。天海は100歳以上生き、家康死後も秀忠・家光に仕え、江戸幕府のブレーンとして活躍した。それほどの重要人物にもかかわらず前半生が不明である。一方、明智光秀は和歌や茶道に通じた文化人・超インテリとして知られ、若い頃は比叡山で修行し仏教にも精通しており、信長の比叡山焼き討ちに反対していた人物であり、年齢的にも矛盾しない。誰かが考えたとしたらこれも素晴らしい説である。僕はこの伝説が結構好きでいろいろ読みかじった。

まあだいたい、日本史上の中で驚異的な働きや足跡を残した人はいつも超能力者とか外国人だとか宇宙人とか神様だとか言われてしまいますね。この手の人物や伝説には、
役小角(えんのおづぬ。役行者)修験道の祖で山伏の始といわれる。『日本霊異記』などに呪術を使い鬼神を操り雲に乗って空を飛んだなど超人的な伝説が記載されている。
空海(弘法大師)唐に学び真言密教を広めた宗教家だが、日本各地を旅し、杖をつくと泉が湧き井戸や池となったという霊泉・温泉の発見伝説が日本中に残されている。これは当時の交通事情では本人一人では絶対回りきれない数である。また「弘法筆を選ばず」ということわざに見られるように名筆(嵯峨天皇・橘逸勢と共に三筆)としても知られ、門に掲げられた額の「応」の文字を間違え、筆を投げて一番上の点を書き足したという超人伝説も有名(「弘法にも筆の誤り」)。「いろは歌」を作り「お灸」もしたというマルチな人。
日蓮上人法華経を広めた宗教家。『立正安国論』を著し日本に国難(他国侵逼(たこくしんぴつ=他国からの侵略)が起こることを予言、実際「元寇」が起きた。また、鎌倉幕府に疎んじられ腰越龍ノ口で処刑されかけた時、空に謎の光る物体が現れ、畏れ慄いた武士たちがひれ伏したため処刑を逃れたという伝説が有名。
安倍晴明平安時代、貴族たちの信頼を受けた大陰陽師。夢枕獏の小説(漫画や映画化された)陰陽師で一躍脚光をあびた。月日星の天文を読み、式神(しきがみ。陰陽師が使役する精霊)を操って占いやまじないなどをはじめ数多くの奇跡を行った。有名なのは貴族たちにせがまれて手を一切ふれずに一匹のカエルを潰して見せたというもの。 『今昔物語』 『宇治拾遺物語』などにこれらの奇跡について多くの著述がある。
武内宿禰(たけうちのすくね)天皇の忠臣として知られ、記紀に記述がある。大和朝廷(景行・成務・仲哀・応神・仁徳の5代の天皇の時期)に仕え、大臣を務めた。同一人物とすれば300歳を越えることになり、実在が疑問視されているが、おそらく2代・3代と世襲されたものと思われる。
菅原道真平安時代の右大臣で、宇多天皇に重用され、遣唐使の廃止などを提言した。また学者・漢詩人としても高名であったが、ライバルであった藤原氏の謀議によって大宰府に左遷させられ不遇のまま死去した。その直後に藤原時平が病死、醍醐天皇の皇子も相次いで病死。清涼殿に落雷があるなど天変地異が続出したためこれらは道真の怨霊によるものと恐れられた。その祟りを鎮めるため大宰府や北野天満宮が建てられた=天神信仰伝説。その後「天神様」は学問の神様として知られるようになった。
平将門平安時代の豪族。関東で挙兵し大和朝廷から独立した国を建てようとした「朝敵」(将門の乱)。結局討ち取られ将門は戦死、平安京でさらし首になった。しかし将門の怨念は凄まじく首は空を飛んで関東に帰り、現在の丸の内の辺りに落ちた。その場所は「将門の首塚」といい、現在もオフィス街のど真ん中に存在する。この首塚を移動させようなどと無礼をした者には祟りがあるとされる。また、将門は神田明神に祟りを鎮めるため合祀されている。この他様々な伝承・伝説が各地に残されている。荒俣宏の小説『帝都物語』が有名。
松尾芭蕉江戸時代前期の俳諧師。ニンジャで有名な伊賀の生まれで、紀行文『おくのほそ道』は東北、北陸を巡り岐阜の大垣まで旅した記録であるが、その異常な健脚ぶりと、何故旅をしたかという目的が不明瞭なことから芭蕉=徳川の隠密(忍者)説がある。この旅に唯一同行した弟子・河合曽良が残した『曽良旅日記』とは大きく食い違うところがあり、実は『奥の細道』は伊達藩などを視察・諜報した結果を「暗号」で記したものではないか?といわれている。
北一輝明治から昭和初期の思想家・社会運動家。『国体論および純正社会主義』を著し天皇制の矛盾と危険性を指摘、日本での革命を目指すなど社会主義的な?国家主義者で過激な言論で知られたが、226事件の首謀者たちは彼の思想に影響されたとされ、連座されて死刑になった。幼い頃から霊感が強く、また日蓮の信奉者(北は日蓮が流罪になった佐渡の出身)で、何度も神がかりになったと言われ、霊夢を「神仏言集」に書きつけていた。それらは『霊告日記』と松本健一に名付けられ出版されている。
高島嘉右衛門江戸末期〜明治期の実業家。「高島暦」で名高い「高島易断」の創始者。易で安政の大地震を予言し木材を買い占めて財を成したのが最初。ハリー・パークスの知己を得て西洋建築を手がけ、明治維新後は横浜の開発に努めた。現在「高島町」と呼ばれる地域は彼の名に因んでいる。
出口王仁三郎大本の開祖・出口なおとともに大本教を興した宗教家・予言者。幼い頃から聡明で知られ、神童・八ツ耳と言われるほど特別な霊能力を持っていたとされる。関東大震災、太平洋戦争とその敗戦、広島原爆投下などを予言し的中したとされるが、当時の政府から危険視され信者共に何度も弾圧を受け投獄された。著書『霊界物語』は神がかり(トランス?)状態で彼が話したことを筆記した記録で宇宙の始まりから世界の終末までを予言しまた救いの道について説いた経典である。
石原莞爾関東軍作戦参謀として柳条湖事件を指揮し満州事変を成功させた陸軍中将・軍事思想家。満州国の建国にも尽くした。日蓮に信奉し(何故かこの手の人たちは日蓮系)、その影響下、国家主義的な思想で『最終戦争論』として「世界を一掃させる戦争によってその後に絶対平和が訪れる」と説いた。またこの中で「都市を一瞬で壊滅させるほどの威力を持つ新兵器」「世界一周できる爆撃機」の存在を予言・その必要性について書いている。
酒井勝軍幼い頃キリスト教の洗礼を受け、アメリカに留学するなど親米主義者であったが、日露戦争に参加した頃からユダヤとフリーメーソン、古代イスラエルの研究などに没頭、シオニズム運動・日ユ同祖論などを唱えるようになる。エジプト視察や竹内巨麿を訪ね『竹内文書』(出た!)を読むなどの活動を経て「ピラミッドは日本がルーツ」説を唱え、広島県葦嶽山を日本のピラミッドだとした。80年代にサンデー毎日が日本ピラミッド特集をしてから彼の存在が一躍有名になった。
これらの他謎の人物としては、
巨根を持って孝謙天皇に寵愛されたという謎の僧・弓削道鏡、何故か全国各地に墓が残る小野小町、毎晩地獄に行って閻魔大王の裁判の補佐をしたという小野篁(おののたかむら)、信長や秀吉の前で幻術を披露したという果心居士、などがおり、それぞれを描いた本が何冊も出版されている。
またノンフィクションで謎の書も、『をのこ草子(草紙)』という徳川吉宗の時代に書かれた作者不明の小説には「切支丹の法いよいよ盛んになって、空を飛ぶ人も現れなむ。地を潜る人も出て来べし。風雨を駈り、雷電を役する者もあらん」「妻は夫に従わず、男は髪長く色青白く、痩細りて、戦の場などに出て立つこと難きに至らん」とか「万づ南蛮の風をまねびて、忠孝節義は固より仁も義も軽んぜられぬべし」などと未来の日本の姿が描かれている。確かに何でも欧米流で外国かぶれな日本人の現在を言い当てているけど。
太平洋戦争中に岡本天明という霊能力者によって書かれた暗号のような予言書『日月神示』もある。
これら予言書の「ファン」も多く、今なお解説本などが出版されている。
たま出版や学研の『ムー』シリーズにいっぱいあります。
この他、新興宗教の教祖様たちが書かれた本に似たようなものもゾロゾロありますが興味のある方は各自探してください。
明智光秀転生

天海・光秀の謎改訂版

やはり世界は予言で動いている

『古史古伝』異端の神々


↑トンデモ大賞受賞作。


↑最近読んだものではこの本が一番面白かった。著者がボランティアで中東の難民救済に行った時、ヴァージン航空のリチャード・ブランソン会長にダメもとで資金援助を直談判したらボランティア全員に航空券をタダでくれた話など「変な日本」とは全く関係無いところが感動ものでした。

超人 役行者小角

役小角―異界の人々

七人の役小角

空海の大予言―21世紀に生きる人類への警鐘 (広済堂ブックス)

日蓮と空海の大予言―迷える日本・日本人へ

空海と霊界めぐり伝説 (角川選書)

安倍晴明読本

太宰府天満宮の謎―菅原道真はなぜ日本人最初の「神」になったのか

平将門 首塚の謎―GOD KAZUKIが伝える“本当の歴史”〈2〉

「奥の細道」謎の同行者

謎の旅人 曽良

松尾芭蕉は忍者か

魔王と呼ばれた男・北一輝

高島易断を創った男

易聖・高島嘉右衛門 乾坤一代男―人と思想

ルドルフ・シュタイナーと出口王仁三郎の符合

「みろくの世」―出口王仁三郎の世界

世界最終文明と日本 甦る石原莞爾―「人類後史」の時代をどう生きるのか

最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)

ピラミッドの正体

道鏡 (人物叢書)

小町伝説の誕生 (角川選書)

飛天闘神譚―異伝・小野篁

「日月神示」神か獣か!魂の超選択

日本人が知らない「人類支配者」の正体

日本の偽書

どうですか?これらを読むと日本って何て不思議で変な国だろうと思いますね。これ、外国人が読んだらますます「変な日本」がエスカレートしそうで困ります。まあ、荒唐無稽な娯楽作品だと思って読みましょう。

参考書一覧

参考書パート2

特集:
外国人が見る日本と日本人(前編)

特集:
外国人が見る日本と日本人(後編)

参考書パート4

CMで使われた洋楽

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