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さらに・外国映画に描かれた
日本が傍役編

日本・日本人が垣間見られる外国映画を紹介(さらに編)

 
外国映画に描かれた日本とは!?日本が傍役編さらに編 索引

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『AVP2 エイリアンズVS. プレデター』 AVP2 2007
主演は日本人の血が4分の1のクオーターというレイコ・エイルスワースだが、日本人云々という役ではない。休暇で家族のもとに帰って来た軍人という設定で、エイリアンとプレデターの戦いに巻き込まれ、主人が殺され、娘を守るために逃走と戦いを試みるという役である。映画の最後の最後にあの『エイリアン』シリーズで重要な?ファクターを持つ日本企業・湯谷産業の女社長?のユタニさんが登場する。つまり、あの会社が「エイリアン」を探すきっかけになったという伏線らしい。
『プレデターズ』 PREDATORS 2010
地球の凄腕の傭兵や殺し屋などいわゆる殺人と戦闘のプロフェッショナルたち数人が、いつの間にかプレデターに拉致され、プレデターの「猟場」となる惑星に連れて来られる。そこで彼らは「戦闘ゲームの獲物」にされて、戦いを強いられる。この「獲物」の代表として日本の「ヤクザ」も選ばれているという設定。このヤクザはハンゾー(日本人と台湾人のハーフ・ルイ・オザワ・チャンチェンが演じる)。ほとんどしゃべらないのだが、この惑星で10年生き残ったというノーランの隠れ家で日本刀を見つけ(日本語で)「これは素晴らしい」とつぶやく。その後、プレデターたちは侍の時代から人間狩りをしていたことを英語で説明。「英語ができるのか?」と仲間に聞かれ「そうだ。だが口は災いのもと」と言って、自分の指が2本ないのを見せる。台詞があるのはこのシーンのみ。この隠れ家を脱出した後に、仲間を助けるため草原で一人残り、日本刀でプレデターと一騎打ちのチャンバラをする。もちろん、全身に刺青!この映画で最高の見せ場だ。いや〜、かっこいい!さすが『シン・シティ』のロドリゲス監督だ。エンドロールで唐突にリトル・リチャードの『のっぽのサリー』が流れるのでズッコケ(死語?)ないように。
600万石の男さんからも掲示版に情報をいただきました。ありがとうございました。
『インセプション』 INCEPTION 2010
『ダークナイト』のノーラン監督のSF超大作。人の夢の中に入り込んでアイデアを盗むという産業スパイの話で、夢の中にまた夢があって、そのまた夢に…あ〜もう何だか分からん!が、さすがハリウッド。ビジュアルイメージがもう斬新で圧倒的。これは「映像」でなければ表現できない世界。われらが渡辺謙は、主役のレオナルド・ディカプリオにスパイを依頼する会社の社長サイトーを演じ、一緒に夢の中に潜入するという、非常に重要な役を担っている。このサイトーの屋敷?会社?は海辺の城。これがまた変てこな日本のイメージなのだが、「夢」なのでいいのかなあ。あ、あんまり突っ込むと映画見ていない人に悪いのでここまでにします。脇役でトム・ベレンジャー、マイケル・ケイン、『ユージュアル・サスペクツ』でコバヤシを演じたピート・ポスルスウェイト(遺作になった)、ルーカス・ハースらも良い味を出しているし、とにかく面白いのでお薦めです!
『斬撃 -ZANGEKI-』 AGAINST THE DARK 2009
よくあるゾンビもので、街がゾンビでいっぱいで人類は生き残りをかけて逃げるか戦うかしているという設定。しかしこの映画のゾンビも知能があって会話したり、走り回ったりと運動能力が優れていて…ユニオシは怒るぞ、全く。タイトルにでかく「スティーブン・セガール」とあり、ジャケ写なども彼が大きく取り上げられているのだが、この映画では彼は主役じゃないのだ。主役はゾンビどもに襲われて逃げ惑う若者たちで、セガールは彼らとは別行動でゾンビを退治する、謎のプロフェッショナル?集団のリーダーを演じている。彼は「お前ら人間じゃねえ!叩き斬ってやるう〜!」とばかり日本刀でゾンビを殺しまくる。が、この日本刀、なんだかちょっと違うみたい。中国刀みたいにまっすぐなのだ。セガールさん、しっかりしてください。
『サンシャイン2057』 Sunshine 2007 英
西暦2057年、太陽が衰え、地球が絶滅の危機に瀕していた。人類は太陽の活動を復活させるため太陽に核爆弾を打ち込むという作戦を立て、人類は世界から8人のクルーを集め、巨大な核爆弾を積んだ宇宙船で太陽の近くまで向わせる。この宇宙船の船長が日本人カネダ真田広之)。カネダは日本人には珍しくリーダーシップと責任感が強い人物として描かれ、部下思いで慕われる役柄である。真田はこの役を格好良く演じているが、映画の中では比較的早い段階でいなくなってしまうのでそれが残念だなあ。この宇宙船の数年前に第1号の宇宙船が太陽に向ったのだが、それが消息不明となってしまっていて、これがこの映画のストーリーの肝となり、SFアドベンチャーが途中からミステリー・ホラーになっていく。この1号のクルーにも日本人がいたらしく、クルーの写真には日の丸が登場している。
それにしても『鉄腕アトム』の最終回とか、あのトンデモ映画・別所哲也主演の『クライシス2050』とかがそうなのだが、太陽に核爆弾を打ち込むのにわざわざ近くまで行く必要があるのだろうか?あんなでっかい標的なのに。
『グラン・トリノ』 Gran Torino  2008
クリント・イーストウッド監督・主演作。主人公は朝鮮戦争で戦った経験がある元軍人で、地元デトロイトのフォードの工場で働き、今は隠居して一人暮らしをしている老人である。頑固で偏屈な性格で息子たち家族や近所の者とも打ち解けず、街に増え続けているアジア人たちを偏見の目で見ている。フォードに勤めていたことを誇りに持ち、愛車グラントリノを宝物のように大事にしていて、トヨタなどの日本車を軽蔑しているという設定。特に息子がトヨタ車の営業マンであることを苦々しく思っている。その彼がある事件から隣に住むアジア人(モン族)の若者と関わりを持つことになり、大きく人生観を変えていくことになるという物語。日本人が登場するわけではないが、アジア人全体に対するアメリカ人の考えがよく伝わってくる。それにしてもラストは切ない。この映画が何の賞も取っていないのは不思議だなあ。
『クローバーフィールド/HAKAISHA』 Cloverfield 2007
『ロスト』のJ・J・エイブラムスが製作した怪獣映画。逃げ惑う人間たちに主眼が置かれ、登場人物の一人がビデオカメラでその模様を記録しているという『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のような作りになっている。映画の冒頭、ニューヨークに住む主人公のロブが副社長に昇格し日本支社に栄転するため、それを友人たちが祝うために集まったパーティが描かれる。そこで日本に慣れるためか?日本人と思われるスタッフがスシを用意してふるまうというシーンや、小道具に浮世絵の暖簾のようなものなどが見られる。このパーティ中にナゾの怪獣がニューヨークに出現、橋や高層ビルを破壊(自由の女神の頭が通りに吹っ飛んでくるのには笑った)、市民たちを右往左往させるのだ。桃井かおりが出演した怪獣の出ない怪獣コメディ映画『大怪獣東京に現わる』とは違い、ちゃんと怪獣は登場する。とはいえ、爬虫類でも哺乳類でもない変てこな奴。因みにこれと同じような映画で日本を舞台にした『バトルフィールドTOKYO』という超チープな映画もあるのだが、僕は当然『バトルフィールドTOKYO』がパクッたと思っていたら逆みたいなのでびっくりした。
『ダレン・シャン』 Cirque du Freak: The Vampire's Assistant 2009
英国の作家ダレン・シャンが書いた世界でベストセラーの児童向けのファンタジー小説『ダレン・シャン』を映画化した作品。「日本」が出てくるわけではないが、われらが渡辺謙がサーカス団「シルク・ド・フリーク」の団長で重要人物の一人ハイバーニアス・トール(ミスター・トール)を演じている。この役、その名の通り巨人なのだが、謙さんは特殊メークとCG?で巨大になっている。原作ではそんな設定ではないので何故日本人がこの役に選ばれたのか全くの疑問。というかこの映画、『ダレン・シャン』を知らない人はもちろん、熱狂的なファンにも何故?こんなストーリー?と意味不明なシーンが多く、また見せ所も中途半端で盛上りに欠け、早い話が完全に「外し」ましたね。興行成績も伸びずに「続編」の製作も中止になったらしい。どーするんだろう。あ、謙さんのせいじゃないですよ!
『もしも昨日が選べたら』 CLICK 2006
主演はアダム・サンドラー。サンドラー扮するマイケルはNYの建築会社に勤める設計技師。社長(『ナイトライダー』のデビッド・ハッセルホフ)に酷使されて家族との関係がうまく行かない彼は、ひょんなことから謎の科学者(これがクリストファー・ウォーケン)から万能リモコンを授かる。このリモコンはビデオプレーヤーのように自分の人生を早送りしたり止めたり巻き戻したりできる奇跡の機械だ。また口うるさい女友達の声を「消音」したりもできる。「同時画面」機能もあって、その機能を紹介するシーンで子画面には松井秀喜が2ラン場外ホーマーを打った試合の映像が使われていた。
マイケルは会社の命運を賭けた日本企業ワツヒタさん(出た!変な名前!)のビル設計を受注するために接待を命じられ、ワツヒタ一行と日本レストランに出かける。このレストランには大仏が飾られ、暖炉の上には遺影のような芸者の写真が飾られている。この日本人たちを喜ばせるためにイチローと松井秀喜の活躍を話題にしていた。
この映画、日本ではさっぱりだったが、全米では初登場1位を記録した大ヒット作だ。主演のアダム・サンドラーはアメリカ映画界ではマネーメイキングスターのトップレベルにあるのだが、日本ではあまり知名度が高くないせいだろうか?彼の映画ではそれを意識したのかよく日本ネタが登場する(『50回目のファースト・キス』など)。因みに主人公たちは早送り・巻き戻しで若くなったり年老いたりするが、その特殊メイクには大御所リック・ベイカーが当たり、彼の一番弟子である辻一弘がアカデミー賞の候補になっている。
『マーズ・アタック!』 Mars Attacks! 1996
ゴジラ大好きなティム・バートン監督によるSFコメディ。火星人たちはMars Attacks!というアメリカで流行ったトレーディングカードのデザインをそのまま使用し、わざとC級SF感をモロだしにした作品で、僕の大好きな映画。特に火星人の撃退方法には腹を抱えて笑ったもんだが、当時はこの作品あちこちで酷評されてたっけ。というわけで劇中映画として(火星人が見ている映画という設定で)『ゴジラVSビオランテ』のフーテージが使われている。実際火星人に日本も襲われているというシーンがあったそうだがカットされたそうだ。また、登場するチワワはバートン監督が当時の妻のリサ・マリー(火星人の女役でも出演)とともに新宿で買った犬だそうだ。今見ると超豪華出演陣にも圧倒されるが、この頃はまだまだ無名だった俳優たちが続々登場しており、あれれと仰天する。チワワと首をすげ替えられるテレビのレポーター役サラ・ジェシカ・パーカーは後の『セックス・アンド・ザ・シティ』の主役、大統領の娘は『ブラック・スワン』でオスカーを受賞したナタリー・ポートマンだし、愛国者の兵隊役ではあのジャック・ブラックも登場している。さすがバートン監督、先見の明があるね!
『アイ・アム・サム』 I am Sam 2001
7歳の知能しかない中年男サムと娘ルーシー・ダイヤモンド(この名前にはピンとくるでしょう?)との暮らしと絆を描く映画。主演のショーン・ペンの演技が圧巻で、彼はオスカー候補になった。また娘を演じた子役ダコタ・ファニングの名演も話題でこの子も各賞を総なめにした。主役のサムはビートルズおたくという設定で、映画の中の随所でビートルズについて語られていて、ジョンとヨーコの話なども披露されている。また、映画中に何回かオリガミが登場し、中には折り鶴もある。それにしても親子の愛情には思い出しても涙が出るなあ。
ビートルズナンバーを一流アーティストらがカバーしたサントラも絶品なのでビートルズファンは聴くべし!→『I Am Sam
『フラッシュダンス』 Flashdance 1983
80年代を代表する青春映画で、音楽とダンスをふんだんに使用したプロモーションビデオのような作りが当時は斬新で世界中で大ヒットした。この後、このスタイルの映画が続々登場し『フットルース』や『トップガン』といったパラマウント映画のヒットの法則を作り上げた。ジョルジオ・モルダーがプロデュースしたサントラも有名で、これは映画を全く観ていない人達の間でも話題を呼んで、ビルボード1位を獲得するなど世界的なベストセラーを記録、アイリーン・キャラが歌う主題曲はアカデミー歌曲賞を受賞した。『フラッシュ・ダンス オリジナル・サウンドトラック』。主演のジェニファー・ビールスは新人だったがこの映画で大ブレークを果たし、日本でも映画雑誌の表紙を何度も飾るほどの人気を誇ったものの、次作の『ブライド』が大コケしその後はパッとしていないのが残念。
さて映画の最初の方で彼女が自宅でくつろいでいる時に着ている服に注目!『風の色』と書かれている(斜めに書かれていて、右から左に読むと『色の風』か?)。

ブレイクダンスも当時非常に斬新だった。ところが今観てみるとラストのダンスオーディションのシーンは吹替え見え見えでお笑いです。映画館で観た時はこの女優ダンス上手くて凄い!と思ったもんだがお恥ずかしい…。このシーン何と数人が影武者を務め、中には男性ダンサーもいたのだ!トホホ↓↓
Flashdance - Final Dance
『英国王のスピーチ』 The King's Speech 2010
アカデミー賞作品賞など4部門を受賞した傑作。吃音に悩まされたイギリス王ジョージ6世(コリン・ファース)とその治療にあたったオーストラリア出身の言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)との友情を描く。「わざとどもる台詞」は俳優にとってかなり難しいはずでコリン・ファースのオスカー受賞は順当だろう。またこれが本当にあった話でそれを映画にするというのが天皇を頂く日本人には相当な驚きだ。またこの映画はファースの他の俳優陣の名演はもとより、当時の街並みや服装や機器などを忠実に再現していて、美術・撮影・編集の素晴らしさは抜群でこれらを見るだけでも価値がある。映画のハイライトは何と言っても王と言語療法士との奇怪なやり取りだが、この中で王が「私はゲイシャガールじゃない!」と怒鳴るシーンがあった。
因みにモデルとなった王の兄エドワードは映画にも出てくるが、一般のアメリカ人女性と結婚するため国王を退位している。エドワード王は昭和天皇(当時はお互い皇太子)とは懇意の仲だった。
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 Life of Pi 2012
アカデミー賞に11部門でノミネートされ、監督賞・撮影賞・視覚効果賞・作曲賞と4部門を受賞した作品。『ラスト、コーション』の監督アン・リーは『ブロークバック・マウンテン』に次いで2度目の監督賞受賞で、アジア人としては大変な快挙。とにかくこれはおそらくヨーロッパ系・アメリカ系の監督では実現できなかった作品だと思う。予告編とサブタイトルのせいか僕はよくある「動物とのハートウォーミング物」か「アドベンチャー大作」だと思ってあまり期待せず観たのだが、これが全然違って、実は「神」「自然」といった哲学をテーマにした奥深い作品であり、また究極ともいえる映像の美しさ(動物のCGがこれまた完璧な出来で仰天)、インド風の音楽の素晴らしさに大きなショックを受けました。こういう映画もあるのかと…。たぶん日本映画では永久にできそうもない。とにかくドラマなのかサスペンスなのかコメディなのかまったく一言で説明のできないジャンルの作品なのだが、「感動」することは間違いない。まだ観てない人はぜひ観てください!
さて、この映画に登場する我が日本ですが、主人公のパイが家族と動物たちを乗せてカナダまで向う船が日本の貨物船「TSIMTSUM ツィムツーム号(意味不明だが、原作はツシマ号)」で、乗組員には「仏教徒」と名乗る日本人と思われる青年が乗っている。彼はその後実際は登場しないが、ラスト近く話の中で重要な役で現れることになる。
また漂流中の救命ボートの中の救命マニュアルや道具には日本語の表記がある。ラスト、日本人の保険調査員2人が登場して、主人公のパイに遭難の状況を尋ねるシーンでは「バナナって何だ」「確かか」「水をあげて」といった日本語のやりとりがある。
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